おりがみ図鑑

日々のおりがみ作品に作者や折り方の本を添えて紹介(ちらほら更新中)

水から顔を出した河童たち

作品名 水の中の河童   作品名 河童の顔
  作家名 笠原邦彦     作家名 川畑文昭

 笠原さんと川畑さんの河童です。なぜかどちらも水面から顔を出したような状態なのが競作勝負のようで面白いので並べてみました。


笠原邦彦:水の中の河童

 笠原さんの河童は、顔とお皿が別の紙でできています。顔は箱を斜めに潰したみたいな変わった形になっています。笠原さんの作品は大胆で面白いものが多いです。河童の手も笠原さんの作品です。

笠原さんの「水の中の河童」はこの本に出ています

おりがみ 幻想世界の生きものたち―伝説・神話・ファンタジーを折る

おりがみ 幻想世界の生きものたち―伝説・神話・ファンタジーを折る

 伝説の生きものがいっぱい。簡単に折れるものから、難しいものまでとりそろっています。残念なことに説明が足りない部分が多く、手慣れた人でないと難しいかもしれません。



▲川畑文昭:河童の顔

 川畑さんの河童は顔・お皿ともに一枚の紙でできています。オリジナルは顔だけなので生首みたいで不気味なのですが、笠原さんの河童みたいに手があったら可愛いんじゃないかと思い、手はわたしが適当に折りました。

川畑さんの「河童の顔」はこの本に出ています

おりがみ 世界の空想動物 (ホビーサポート)

おりがみ 世界の空想動物 (ホビーサポート)

 こちらも伝説の生きものがいっぱい。笠原さんの「おりがみ幻想世界の生きものたち」と芸風がかぶっていて両方買うと幸せになれるかもしれません。二枚以上の紙を使う作品が多く、折り紙に慣れている人だと「なんだ一枚折りじゃないのか…」となりそうですが、そのかわり難易度が低めで子供でも折れそうです。