おりがみ図鑑

日々のおりがみ作品に作者や折り方の本を添えて紹介(ちらほら更新中)

1枚の紙から作るバラの折り紙

 バラの折り紙は個人的にとても好きで、川崎ローズとか、マコトローズとか、一時期ものすごく沢山折ってました。

 今回貼るのは五角形の紙から折る、ちゃんと五弁になる折り紙のバラで、考案者の名前から佐藤ローズなどと呼ばれているようです。何年か前からネットで話題になり、折り方がネットに公開されてたようなんですが、残念ながらネットの情報だと難しく、なかなか折れるようになりませんでした。今回本が出たと聞いて、さっそく注文して挑戦中です。ツイートに貼った挑戦中の写真なので写りがイマイチですが、とりあえず貼っときます。

 折り図画掲載されてる本は一番下に広告を貼っときますので御参照ください。ここから買ってもよし、図書館で借りるもよし、町の本屋さんから注文をかけるもよしです。

初代五角バラ(左)とシンプルローズ(右)


 初代のほうは花びらがほとんど開かず、シンプルローズは開いたバラです(写真ではあまり開いた感じに見えませんが)。

ガーデンローズ(左)とシンプルローズ(右)


 写真ではあまり差が出ないんですが、ガーデンローズのほうが花びらの巻きが多く見えてゴージャスです。

 このへんまでは、本の説明のとおりの折ると、わりと誰でも折れるようになりそうです(何個か握りつぶす覚悟はいるかもしれませんが)。ネットにあった折り方の説明よりもずっとわかりやすかったです。ちなみに、わたしはまだ見てないんですが、折り方のDVDもついてます。

基本の五各バラ


 このへんから難易度が上がってきます。折るのは難しくなかったんですけど、花びらがだらしなく広がってしまいがちです。


 こんな五角形の紙に複雑な折り目をつけて…


 こんなふうにねじって花にします。川崎ローズに触発されて考えた作品とのことで、先にカワサキローズの折り方をマスターしたほうが理解しやすいかもしれないです。

バラのつぼみ(らせんのつぼみ)


 つぼみは簡単でした。萼が、難しくはないんですが、沈め折りがめんどくさかったです。どうせ隠れちゃう部分なのできれいに沈める必要もないのかもしれませんが。

 つぼみはこれ以外に、尖ったつぼみと、まるいつぼみの折り方が掲載されてます。

ハイブリッドティーローズ


 右が初めて折って完全に失敗したもので、真ん中が二度目、左が三度目の挑戦です。三回折るとだんだんまともになってきました。基本の五角バラをもう少しゴージャスにした感じのもので、ねじるのがやや難しかったです。しかし本当に難しいのはこれじゃなくて…

ニューモダンローズ


 ハイブリッドティーローズとほとんど折り方が同じなんですが、もっとゴージャスに見えるように細かい折り目が追加されて… ああ、もう、これ難しい、難しいよ!! 右の黄緑のやつは三個目くらいの挑戦で、左の青いのは四個目に折ったものです。四個目はかなりがんばりましたが、やっぱりイマイチなんです。もうちょっと花びらを開きたいんですが、開こうとすると花びらが浮いてしまい、だらしなくなるんです。

まとめ

 この本に掲載されてるバラの折り方はだいたいこんなところで、萼や葉っぱの折り方も掲載されてます。上手に折れたらもっとすばらしくかわいらしいものができあがりますので、みなさん挑戦してみてください。わたしもこれからDVD見て技術力の向上を目指します(涙)バラ以外に、ユリ、ハイビスカス、チューリップなどの花の折り方も掲載されています。

 もうちょっと上手くなってから改めて写真をとって貼ろうと思ってたんですが、さきほど、はてなのポイント制度が終わるとか、Amazonギフト券への変換がすでに終わってることなどを知ってしまい、これを機におりがみ図鑑も正式にやめようかなあと思っています(もともと気まぐれに年単位で放置したりしてましたが)。

 はてなダイアリーにはポイントプログラムという制度があって、ブログに表示されたAmazonの広告から何かお買い上げいただだくと、ブログ筆者に僅かですがポイントが入る仕組みになっていました。儲かるといっても 1年に 2000円たまるかどうかっていう程度のものですけど、それでもちょっと楽しかったです。

 というわけで、おりがみ図鑑は完全放置の時代に突入しますが、折ったものと、折り図が掲載されてる本の紹介は、twitterでたまにやってます。やってるんですが、わたしは多趣味でいろんなことをやるので、折り紙専門じゃないです。リアル虫の写真を貼ったりします。そうかと思うと美味しいものの写真を貼ったり、手芸をしたり、旅行にいったり、とにかくいろいろで、節操がないです。それでもよろしければ、アカウントは @chinjuh です。

 それではみなさんお達者でー。

この記事に貼ったバラの折り方は全て下記の本に掲載されています

バラの折り紙 1枚の紙から作る

バラの折り紙 1枚の紙から作る

うず玉

作品名 うず玉
作家名 川崎敏和

 川崎ローズで有名な川崎敏和さんのユニットおりがみです。正方形の紙を6枚使います。「うず玉」というタイトルがついていますが、実際にはキューブ状で各辺に渦巻きの飾りがつくので玉のように見えます。

折り方はこの本に掲載されています

究極の夢折り紙

究極の夢折り紙

川崎さんの十八番、バラの折り方も何種類か出ています。一枚の紙から16個のバラを折る離れ業も、この本を見ればマスターできる、かも?


# この記事は下書きに保存されていたものですが、公開しなかった理由を思い出せないので、もしかすると同内容の記事が他にあるかもしれませんが、めんどくさいので確認しないで公開します(笑)

オウム貝


作品名:オウム貝
作家名:布施知子

 布施さんには巻貝という別の作品もありますが、並べて見ると形の違いが面白く、見事ですね。

http://d.hatena.ne.jp/chinjuh2/20090417#1239926417

オウム貝の折り方はこの本です

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

着物


作品名:きもの
作家名:布施知子

 これは幅1に対して長さ3.5くらいの細長い紙で折ります。写真は教育折り紙の大きいやつを切ったので、出来上がりがイマイチなのですが、着物の柄みたいな和紙で折ったら美しいと思います。本の中では七夕の飾りとして紹介されています。そういえば、山梨県あたりでは、七夕の笹に着物の形をした切り紙を吊るすそうですね。

折り方はこの本

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

ウサギ


作品名:うさぎ
作家名:布施知子

 布施知子さんの作品は、折ってて気持ちがいいので好きです。最近ネットで「これはすごい」っておりがみ作品が話題になることがあるんですが、そういうの見てると「すごい」の中に自分で折るという視点がまったく入ってないような気がするんです。

 おりがみは、完成した作品を展示するのは二の次三の次で、「自分が折って楽しむこと」が第一の目的でなくてはならない、とわたしは思っています。折り図の通りにやれば、とりあえず誰が折っても同じように折れなくてはいけなくて、なおかつ無理してないことも大事。

 その点、布施さんの作品は、どれも折っていて気持ちがよく、無理が少なくて、出来上がったものがそれぞれ愛らしい、傑作が多いです。

折り方はこの本

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

翼を広げた白鳥


作品名:翼を広げた白鳥
作家名:布施知子

 正方形の紙を半分に切った直角二等辺三角形から折ります。つまり1枚の紙で2羽折れるので、向かい合わせにディスプレイすると白鳥の首でハートリングができます。ちなみに、この写真の白鳥は、少し小さめの紙で折っているので折りが雑ですが、標準の15cm四方の紙を使えば、もうちょっとかわいらしく折れるかもしれません。

折り方はこの本

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

節分の鬼


作品名:節分の鬼
作家名:布施知子

 顔と体が別の二枚折りです。顔だけ大きく折って飾るのもいい感じ。

折り方はこの本

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)

おりがみ 四季折々 (NHKおしゃれ工房)